香りに誘われて~
歩いていったその先には~

こんな経験、皆さんきっとおもちですよね!

美味しそうな香り
魅惑的な香り
季節を感じる香り

香りにはいろんな種類があって
その香りの種類によって私たちにいろんな感情や行動を起こさせる(笑)

今日も香りに誘われて~
引き寄せられるように行きついた先には…

こちらのお花が♡

春の訪れをよい香りでお知らせしてくれる
ジンチョウゲ(沈丁花)が咲き始めていました!

あまりにものよい香りに
クンクン、クンクン、クンクン

ぜんぶ持って帰りたい~~~!!!

って思ったのは間違いありません(笑)

それもそのはず。
みなさんは「三大香木」って聞いたことありますか?

よい香りがするお花はたくさんありますが、
その中でも特に強い香りを放つ

ジンチョウゲ(沈丁花)
クチナシ(梔子)
キンモクセイ(金木犀)

の3つは「三大香木」と呼ばれています。

そして、春の沈丁花、夏の梔子、秋の金木犀と
咲く時期がバラバラなので、
その季節を花の香りが告げてくれる。

そんな風にも言われています。

確かに、それぞれの香りが漂ってくると
季節を感じますよね。

今日もジンチョウゲの香りと共に春を満喫しました^^

ただ、こんなによい香りのジンチョウゲの香り
残念ながら精油としては流通してないんですよね。

ジンチョウゲの花から全く精油が採油できない、というわけではないみたいですが、
採油が難しく供給が安定しなかったり、
精油として採油しても本来の花の香りとはかなり違っている、などもあり
精油の採油は行われていないようです。
いい香りなのに…残念!

でも、生のお花の香りが一番だよね、とも思うので、
ジンチョウゲの香りを感じるのは
春の季節の楽しみとしてとっておくのもいいかもしれませんね♪

春を知らせるジンチョウゲ(沈丁花)の香り

ジンチョウゲ(沈丁花)
学名:Daphne odora
科名:ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属 常緑低木
原産:中国
花言葉:不死、永遠、栄光 など

ジンチョウゲの香りは、三大香木の中でも一番遠くまで香りが届くと言われていて、
その香りの成分を分析すると120~150種類以上の香り成分が含まれているそうです。

この香り成分の多さがジンチョウゲのなんとも魅惑的な香りを生み出し、
長時間香りが続く理由とも言われています。

私が離れた場所からも香りをキャッチし、
その香りに誘われてフラ~っと行ってしまった理由です(笑)
(男性がよい香りの女性にフラ~っと引き寄せられてしまう!?のもこんな感じなのかしら…笑)

主要成分は「リナロール

リナロールはベルガモット、ラベンダー、ローズウッド、
クラリセージ、ネロリ、クロモジなどにも含まれてますが、
スズラン様のグリーンフローラルな香りが特徴で
香りの中心的な役割を担う成分だったりもします。

そういう意味では、香料という視点でみても重要な素材で
フレグランス香料の素材として合成香料でも多く使われているそうです。

鎮静作用に優れていて、気分を和らげ、
心を落ち着かせてくれる効果が期待できるので、
アロマテラピーでも精神的に疲れがたまっていたり、
交感神経が優位になりすぎてるかなーなどの時に
上記の精油を提案することが多いですね。

忙しい日々の生活の中で
ふと香ってくるジンチョウゲの香りに惹かれるのは
その人にとってのちょっとした安らぎの時間にもなっているのかもしれませんね♪

春の香りジンチョウゲ(沈丁花)
是非みなさんも香りを感じ、楽しんでみてくださいね!

あ、最後に…
美しいものには毒があるとはいいますが、
この沈丁花、実は毒ももっているそうです。

下記、”LOVE GREEN” さんのウェブサイトより抜粋です。

沈丁花は雌雄異株で、雄株と雌株があります。
日本で流通しているものの多くは雄株ですので実を見る機会はめったにありませんが、
赤い可愛らしい実を付けます。
ただし、実は猛毒ですので口に入れないように注意しましょう。

ということですので、沈丁花を楽しむ際、
この点は心に留めておくといいですね。

 

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