1月に訪れた宮津の上世屋に再び行ってきました!
まだまだ雪景色が広がります。

今回の目的は、なんと!国産メープルシロップ作り体験!

地元のカエデの木から採られる正真正銘の国産メープルシロップ です。

地理、気候、時期、さまざまな条件が揃わないとできないメープルシロップ作り
この上世屋はこの条件がクリアできるそうで、
数年前からメープルシロップ作りを始めたそうです。

こんなこと聞いてしまったら…絶対行きたい!って思いますよね!笑
なんとかタイミングもあい、またまた強行スケジュールで参加してきました。

それでは!
初めてのメープルシロップ作り体験記のはじまりです(笑)

まず取り掛かった作業は…
すでに採取済みのカエデの樹液=メープルジュースを煮詰めるための下準備から。

このメープルジュース、お味はどんなもんでしょ?って
味見をしてみると・・・

おや、おやおや?
甘くない!!笑

ほとんど水、あえて言うと、ちょっぴり甘いかも?(無理に感じてる?笑)
って感じで、メープルシロップからはほど遠く…
こっからメープルシロップになるのか???と疑問に思うほどでした。

タンクに入ったメープルジュースをしっかり濾して
少しずつ煮詰めていきます。

この時点での濃度は、1.0%
この濃度が66~67%になるまで煮詰めていくんです~
なかなか地道な作業ですよね^^;

ということで、火にかけるまでの作業をした後は、
しばしメープルのお世話は他のスタッフの方にお任せして…
いざ、原生林の楓の元へ!樹液採取体験へ向かいます^^
ワクワク♪

これまた初体験のスノーシュー装着風景。
じぃ、お願いします。的な映像(笑)
(ガイドのNさん、至れり尽くせり、ほんとにありがとうございました!)

さーて、上手く雪の上を闊歩できるでしょうか~笑

写真を撮る時は笑顔いっぱいの私たち。

でも、実は歩くの必死。
ずっこけること数回
ステーーンってスッ転んで尻もちついたのも私です(笑)

このスノーシュー、慣れるまではなかなか難しかった^^;

がんばって歩いていくと、
あっちにこっちにと空に向かってグーーンっと伸びる楓の木発見!

そして、根元のほうに目をやると・・・

ありましたー!
メープルジュース(樹液)採取中のタンク!

あーーーほんとに楓の木から採ってるんだーって
やっと実感した瞬間です(笑)

楓といっても種類がいろいろあるそうで、
今回のシロップ作りは「イタヤカエデ」という種類から樹液を採取しました。

ちなみに、カナダは「サトウカエデ」が主流とのこと。

他にも「イロハカエデ」「ウリハダカエデ」など…
私には木を見て違いはほとんどわかりませんが^^; いろいろあるそうです。

樹液を採取するために開ける穴の深さは約5センチほど
1本の木に何ヶ所も開けるわけではなく、
直径20センチの幹で穴は1ヶ所、
あとはどんなに大きくても、最大3ヶ所しか開けないそうです。

穴を開け、樹液がでてくる瞬間を見せて頂きました!
感動!!!
(動画アップができずひとまず画像で。ほんとは動画を見てほしいのですが…)

樹液は光合成をしているとき、
またその直後が一番よく採れるんだそうですよ、奥さん!
って考えると、やっぱり午前中が採取には適しているのかな。

あと、樹液採取のスタート時期(2月下旬頃)は糖度が比較的高く、
季節のうつりかわりと共に糖度はかわるとのこと。
最初の糖度が高いほど、黄金色の透明でキレイなメープルシロップができ、
質もよいものができるそうです。

メープルシロップの採取時期は、2月下旬頃~3月中旬頃まで
春に向かう雪解けの頃のわずか2週間ほどで
寒さと温かさの微妙なバランスが大切なんだそうです。

これは、日本もカナダも同じで
この2週間ほどの間に1年間分の採取を行うわけですね。
そりゃ大変だし、とっても希少!

メープルシロップ、奥深いじゃないか~

採取しながらいろんなお話も聞き、
メープルシロップに対する思いがとってもかわりました。
自分たちが生きるために必死に作り出す貴重な樹液を
私たちが活用させてもらっている。
そう思うと…自然と「ありがとう。」って楓くんに言いたくなりました。

ありがとね。

戻るときに楓くんのもう一つの姿を発見

樹液を採るために開けられた穴は
こうやって3年ぐらいかけて閉じていくそうです。
植物のもつ力、頑張って生きてるんだなーって感じます。

なんかおへそみたいでかわいい♪

メープルシロップ作り前半を十分堪能した私たち…
朝一で火にかけた樹液はどうなってるかな?
そろそろお腹もへってきたなー(こっちがほんと?笑)ってことで
そろそろ作業場=しおぎり荘さんに戻ります~

ちなみに、カナダでは森から集めた樹液を集め、
メープルシロップ製造を行う場所を砂糖小屋(シュガーシャック)と呼び、
この製造時期は小屋からあま~い香りが漂うそうです。

メープルシロップ作り、ここにも香りはいい役目を果たしてくれてますね♪

情景を想像していたら、メープルの甘い香りがここにも漂ってきそう。
想像力だけは豊かな私です(笑)

みんな笑顔で無事帰還の図。
(この時、片足がズボッと雪の中に埋もれ、必死で耐えているのはわからないでしょ…笑)

長くなりそうなので…
お昼からの様子はまた体験記後半にて~

 

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