4月に入って桜の開花を待ち遠しく思っていた方も多いのでは?

関西でもやっとこさ、先週末ぐらいから咲き始めるところがでてきましたね。
私も週末は京都でちょっぴり桜を楽しんできました♪

新しいスタートをきる人も多いこの時期
そんな新しいスタートを祝福するかのように咲く「桜」
つぼみから少しずつ花開いていく姿は私たちをワクワクさせてくれる光景で
まさに新しいスタートへの高揚感にもつながる感じがします。

そして、満開に咲き乱れたときの豪華さと、散り際の潔さが
人の心を惹きつけるとも言われてます。

凛とした美しさと儚さ、なんとなく惹かれる女性の美しさにもつながる気がします。

ところで、桜の香りといえば、みなさんはどんな香りを思い浮かべますか?
桜餅の香り、つまり桜の葉漬けの香りを連想する人も多いかな~?

実は桜の花の香りは、人の鼻では感じることができないほど
繊細で弱く、かすかなものだそうです。

桜の花に近づいてクンクンしてみましたが、
確かにうーーーん、なんとなく感じる?
いや、やっぱり感じないかな?って感じでしたね…

なので、残念ながら天然の桜精油を抽出するはとっても難しいそうです。

ただ、桜そのものの香りはないけれど……桜をイメージさせる香りはあって、

それが、トンカビーンズという精油

トンカビーンズは、ブラジルやベネズエラなど南米地域で育つ
マメ科の植物から採られる精油です。

(トンカビーンズ。見た目はまったく桜とは…違う。笑)

はい、見てもらったらわかるように、桜とはまったく違う植物です。
なのになぜ?桜の香りがトンカビーンズ?って思いますよね。

その理由は、クマリンという成分にあります。

クマリンは、植物が生きている状態の時は香りを特に感じることはありません。

桜の葉を塩漬けにしたり乾燥させたりする過程で生成されるものだそう。
そして、「クマリン」が生成され、はじめてあの独特の香りを放つことができるそうです。

というわけで、クマリンがかもしだす香り=桜餅っぽい独特の香りということになるんですね。

精油を嗅いでみても、
甘くてちょっとパウダリーな桜餅を思い出させる香りがして
思わず口をモグモグ動かしそうに(笑)

この精油はストレスや緊張をゆるめて、気持ちをリラックスさせてくれるそうです。

春の香り、桜を思わせる香りってなると
なんとなくこのトンカビーンズを調香に使用する人もいますね。

ただ、ちょっと個性が強いのでブレンドする時の入れ過ぎには要注意!
ほんのちょっとで十分主張してくる香りです。

4月のオリジナルブレンドはこのトンカビーンズをいれたブレンドにしたいな、
って思ってただ今調香中。

今週中にはまたお届けしたいと思います♪

今年の桜は今からが見頃。

春の旬が五感で感じられるこの季節
香りのこともちょっと思い出しながら、
少しゆっくり桜を愛で、楽しんでみてください~♪

 

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